4回転半ジャンプを跳ぶ!?『氷上のクラウン』から感じるフィギュア選手の挑戦と苦悩は大変だ

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フィギュアスケートというと日本でもかなりの知名度と人気を誇るようになったスポーツですね。

テレビでフィギュアスケート見るただの観客なレクシアですが、フィギュアスケートってなんでジャンプをあんなによく失敗するんだろうか、とよく思っていました。

もちろん、なんとなく心理的な面がフィギュアスケートの演技とジャンプの成功に影響するんだろうと感じていて、スポーツなのに表現者という独特な競技ということも頭では理解しています。

しかし、ジャンプに失敗したときは「あーあっ、こりゃもうだめだなー」となりがちな気持ちを改めなければならないと本気で思った、フィギュア選手の挑戦と苦悩を描いたマンガを今回紹介します。

氷上のクラウン 第1~2巻/ タヤマ碧

あらすじ

トリプルアクセルなんてみんなやってる。
俺が跳びたいのはもう1回転多いクワドラプルアクセル! 前人未到の4回転半ジャンプに挑戦する少年フィギュアスケーター・麻生優馬。
そいつを公式戦で成功させて世界を驚かせてやる! …それもあるけど、一番驚かせたいのは幼なじみの遠野いぶきちゃん。天才フィギュア選手を母に持ちながら、自分の滑りに苦悩してる。
これをキメたら、きっと彼女だって笑顔になるはず! だから、跳ぶ!

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前人未到の境地・4回転半ジャンプ!

主人公の優馬は、4回転のトゥループジャンプが跳べる全国レベルの少年フィギュア選手。

しかしまだまだ男子のトップ選手と呼ばれるほどの実力はないが、チャレンジ精神溢れてワクワクを楽しむマンガの主人公らしい少年だ。

指導する先生には何度も、ジャンプよりスピンやステップなどの細かい練習でプログラム全体を詰めていかないと勝てないと言われているが、そんなのお構いなしに「挑戦するの しないの どっちが楽しいかって話」と言ってジャンプ!ジャンプ!!ばかりに練習している。

そんな彼の目標は、前人未到の境地・4回転半ジャンプ“クワドラプルアクセル!”を試合で跳ぶことだ。

「氷上のクラウン 1巻」 タヤマ碧 P28 (アフタヌーンKC)
「氷上のクラウン 1巻」 タヤマ碧 P28

元気で前向きで何度失敗しても諦めない主人公で、さらには自分自身のちょっとずつの成長を楽しんでいる姿にとても好感が持てる。

世界で戦うために必要なもの、自分だけの武器を必死に作ろうと挑戦してワクワクいい顔をする優馬に憧れる。

私が自分にがっかりしたくない

それに対してヒロインのいぶきちゃんは、天才フィギュア選手を母に持つサラブレッドの超有名フィギュア選手である。

主人公とヒロインがライバル関係というマンガも意外と珍しいと感じるが、この作品第1巻の見どころは間違いなくいぶきちゃんだ。

彼女のプレイスタイルはジャンプミスすることなく繊細・丁寧な演技をなんでもキッチリやる正確性の高いもので、スポーツとしての公正さを目指したフィギュア界の新採点方式に合っている。

しかしながら、そんなすごい才能を持つ彼女は自分の滑りに苦悩している。

天才的な母親がトリプルアクセルを決めて世界選手権で15歳のときに優勝、そして亡くなり娘が周囲の期待を背負っているからだろう。

「氷上のクラウン 1巻」 タヤマ碧 P62 (アフタヌーンKC)
「氷上のクラウン 1巻」 タヤマ碧 P62

「トリプルアクセルだっていつかママよりきれいに跳ぶんだ」という目標を抱きながらも、彼女の成長過程における体型の変化は母親とは違い、スタイルはよくて綺麗だけれどもジャンパー体型ではなくジャンプの感覚がつかめなくなっている。

「氷上のクラウン 1巻」 タヤマ碧 P125 (アフタヌーンKC)
「氷上のクラウン 1巻」 タヤマ碧 P125

そして大スランプを味わいながらもちゃんと乗り越えて結果も出した。

「なのに ずっとジャンプが怖い」

こんないぶきちゃんの苦悩と葛藤がちょっとした表情や仕草とともに描かれていて、ストーリーや作品の構成としてもよくのめり込んで楽しむことができる。

フィギュアスケートのトップ選手とはこのような挑戦と苦悩を抱きながらも、あんなに優雅で美しく演技しているのかと考えると本当に恐ろしい…

テレビで見る観客の立場として、ジャンプを失敗したときは「あーあっ、こりゃもうだめだなー」となりがちであるが、まずテレビに出る舞台に立つだけでもどれだけ努力と挑戦を続けていたことか、日々どこまで自分を追い込んで苦悩と葛藤に戦いながらも練習しているのかを感じることのできる作品でしょう。

こんな人におすすめ!!

  • フィギュアスケートに興味がある
  • スポーツなどで日々苦悩と葛藤して戦っている
  • 主人公とヒロインがライバルという設定が気になる
  • 挑戦する楽しさと苦悩について考えたい

今回紹介したこちらのマンガは、マンガサロン「トリガー」に行ったときにレコメンドしていただいた作品のなかのひとつです。


今どきの新人は本当にハイレベルなマンガを描くなーと素直に感じた作品で、次の巻で描かれる全日本選手権の優馬といぶきちゃんの活躍が楽しみで待ちきれない注目のフィギュアスケートマンガですね。

ああー、ワクワクチャレンジ精神旺盛な優馬も見ていて気持ちいいのですが、いぶきちゃんのトップ選手ゆえの心の苦悩と葛藤にレクシアの心は打たれました!笑

優馬はいぶきちゃんに惚れているのかね?と今の段階では全然わからないぐらい恋愛要素は弱めな主人公とヒロインが正反対ライバル関係マンガ。

そこんとこがどうなるのかも気になるレクシアです。

「氷上のクラウン」試し読み|モアイ

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レクシア
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