こころに響くサッカーマンガ『1/11 じゅういちぶんのいち』がめちゃくちゃ泣ける

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皆さんが泣きたいときに読むマンガとはどのようなジャンルのマンガでしょうか?

女性の方だと失恋したときに読む恋愛マンガが多いかもしれません。

また、主人公やその恋人などが重い病気になるような人間ドラマのマンガが多く、泣けるマンガというと一般的にそうイメージしてしまうと思います。

しかし今回は、サッカーマンガなのに泣けるマンガです。

えっ!? サッカーなのに泣けるの?

と思うかもしれませんが、内容は人間ドラマ的な内容です。

なにより、泣いたあとに勇気をもらえるマンガだと個人的に思います。

では、そんなサッカーマンガなのに泣ける作品を紹介しますので、ご覧になって下さい。

1/11 じゅういちぶんのいち 全9巻完結/ 中村尚儁

このマンガは実写映画化されていますので、気になる方は見てみるといいかもしれません。参考に YouTube の映画予告編をリンクしておきます。

参考 YouTube|映画『1/11 じゅういちぶんのいち』予告編

あらすじ

自分の才能に限界を感じ、中学卒業と共にサッカーを辞めて勉強に専念しようとしていた安藤ソラ。しかし、女子日本代表・若宮四季との出会いが、心の奥底に眠っていた何かを衝き動かした。

中学サッカー部の引退試合で「サッカーはひとりでやるものじゃない」と四季に気付かされたソラは試合で躍動することができたが、帰宅した後に四季の死と彼女の過去をにまつわる事実を知り、サッカーの再開を決意する。

「チャンピオンズリーグで優勝し、世界で最強のチームの1/11になる」ことを目指すサッカー選手・安藤ソラを巡る様々な人間模様を描いた感動の人間ドラマなマンガである。

見どころ

このマンガでは、主人公の安藤ソラとその仲間やサッカーにかかわる人々の人間ドラマであるが、ストーリーはソラを中心に展開していくわけではない。

主人公の安藤ソラやソラにかかわる人々のお話が1話もしくは数話で完結していくので、途中の巻から見ても楽しめるマンガです。しかも、主人公がまったく登場しない話もある。笑

この記事では、主に第1巻の内容について紹介しようと思う。

挫折からの立ち直り

主人公の安藤ソラは、小さい頃無敵のドリブラーで近所では敵なしだった。

そんな遊び仲間の一人にツヨシというサッカーがへたくそな友達がいて、ツヨシの言葉がサッカーを真剣に始めるきっかけだった。

「ソラくんならきっと…プロのサッカー選手になれるよ」

そこからソラはクラブのサッカーチームに入って真剣に取り組んでいったが、ソラは身長があまり伸びずに圧倒的なドリブルで抜けなくなっていた。

そんなときに日本代表候補のエースに敗れ、サッカーを一度諦める。

「1|11 じゅういちぶんのいち 1巻」 中村尚儁 P26 (ジャンプスクエア)
「1/11 じゅういちぶんのいち 1巻」 中村尚儁 P26

中学の部活引退試合でのふがいない自分に対して情けない感情を抱いていた時に、女子日本代表・若宮四季と1対1のゲームをする。

そのときソラはこう言っていた。

「…俺はサッカーの神様に選ばれた人間じゃないんだ…って」

そう、挫折したことがある人はわかるでしょう。
もう夢を諦めかけたときは必ずこのように感じる・思うことがあることを…

あんなに大好きだったのに、その大好きなものにかかわるのが嫌になる…
自分のふがいなさが情けなくなり、自分は才能がないんだと納得しようとしてしまうことがあることを。

このマンガではそのような苦悩がすごくわかりやすく、清新に描かれている。

四季はそこでソラにこう伝える。

「…私にとってサッカーは色々な意味で一人でやるものじゃない…」

引退試合に戻ったソラは、四季の言葉を思い浮かべながらしっかりと自分を見つめ直してプレーすることで、

「サッカーはひとりでやるものじゃない」

と、実感して立ち直る。

しかし、そこで話は終わらない。

自宅に帰ったソラは、ニュースで女子日本代表・若宮四季選手の事故と訃報を知り、さらには母親との会話により衝撃的な事実を知ることになる。

日本代表までのぼりつめた天才若宮四季はあのド下手糞だった「ツヨシ」だった。

「自分には才能が足りないんじゃない それを認めて補おうとする努力が足りないんだ」

「1|11 じゅういちぶんのいち 1巻」 中村尚儁 P51 (ジャンプスクエア)
「1/11 じゅういちぶんのいち 1巻」 中村尚儁 P51

そうして彼らの新しいスタートが始まった…

夢を語る勇気はキラキラしている

このマンガの第1巻に収録されている「第3話 越川凛哉」の話では、急にイケメンと周囲に言われることで以前決心した想いを忘れ、自分に絶望している凛哉の物語が紡がれている。

そのときのソラは、進学校でサッカー部員を集めるために部員の勧誘をしていた。

そして大勢の前で大きな夢を語っている。

「1|11 じゅういちぶんのいち 1巻」 中村尚儁 P138 (ジャンプスクエア)
「1/11 じゅういちぶんのいち 1巻」 中村尚儁 P138

これを見て、バカにする人は多いだろう。
マンガでも、凛哉以外の人達は笑いながらバカにしている様子が描かれている。

マンガの世界だけでなく、現実の世間の人は無謀な夢を語っている人がいたら「そんなこと無理だろう」や「ちゃんと現実を見て、自分に合ったことをしなさい」と言うだろう。
たとえそれが、本人のためを思っていたとしても…

それはある意味しかたのないことかもしれない。
だって夢を叶えることのできる人なんてほんの一握りなのだから…

しかし、人前でこのように夢を語る人というのはわかっている。バカにされるということを。

レクシア自身、同じような経験をして何度もツラい思いをしたことがある。

それでも言い続ける人は本当に凄い!!
でも、本当は苦しくて、悲しいんだよ。

だからこそ、夢を語っている人の大切な友人や恋人・家族は話をちゃんと聞いてほしいと思う。 たとえ相手のためを思って言っているのだとしても、話だけは真剣に聞いてあげてください。

そうして色々な苦悩と世間への反発を乗り越えて頑張って努力している人というのは、とてもキラキラしているものなのです。

このマンガ「1/11 じゅういちぶんのいち」では、そのような友人・仲間・恋人・家族が夢を追う人を信じている感動の物語が数多く描かれている。

まさに、涙無しでは読むことのできないサッカーマンガらしくないサッカーマンガです。

しかも、泣いたあとには必ず元気をもらえることでしょう。

こんな人におすすめ!!

  • 叶えたい夢がある人
  • 挫折した経験がある
  • 友情・家族・愛など信頼するということを知りたい
  • 泣きたくても泣けなくなってしまったとき

このマンガが連載されている当時は、新刊が出て読むたびに泣きながら読んでいた思い出があります。さらにこの記事を書くため、読み直しているときも、記事を書いている最中もなぜか涙が流れてしまうような本当に泣けるマンガです。

皆さんにこのように夢を語れ!とは言いません。

しかし、自分の大切な人が夢を楽しそうにもしくは真剣に話しているときは、ちゃんと正面から向き合って話を聞いてほしいと願うレクシアです。

どうか少しでも多くの人が夢を叶えることができますように。
また、そんな人をバカにするような人が少しでも減りますように。

そう願っています。

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レクシア
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