こんにちは。レクシアです。
「この音とまれ!」というマンガの新刊を買ったらとてもおもしろく、その新刊レビューをする前に箏を題材にしたこのマンガについて紹介しようと思いました。
それではどうぞ。
この音とまれ! 1~18巻/ アミュー
あらすじ
時瀬高校箏曲部は、3年生の卒業で倉田武蔵の部員1名となり、廃部の危機にさらされていた。
そんなときに地元で名の知れた不良の久遠愛(チカ)が入部届を提出してきたが、不良のためチカを受け入れることができずにいた。
しかし、チカの箏に対する真剣な思いを知って入部を受け入れ、天才箏奏者の鳳月さとわやチカの友人達も入部して部員数が増えていく。
それから様々なトラブルを経て絆を深めていく時瀬高校箏曲部は、全国大会1位を目指すことを決意し、実力者ぞろいのライバル達に追いつくためにそれぞれの目標や課題に立ち向かっていく。
このマンガは、箏を題材にした高校箏曲部の全国1位を目指す学園部活ものの物語である。
見どころ
箏を題材にしたマンガとはめずらしいですね。
この作品のいいところは、見やすい絵と友情・努力のわかりやすいストーリーです。 部活系マンガの王道的なストーリーを繊細な見やすい絵で箏の音楽性や音の表現を描いています。
主人公は久遠愛と倉田武蔵の二人になるのでしょうか。
性格が真反対で、チカは不良で荒っぽい性格に見えますが、仲間やお世話になっている人を大切にする、実は心優しい人間です。
親身に見捨てられ自暴自棄になっていたが箏の職人である祖父に預けられ、中学3年の時の事件をきっかけに「祖父が大切にしていたものが何なのか知りたい」と思い、時瀬高校箏曲部に入部します。
それに対して武蔵は、なでしこちゃんと言われて馬鹿にされるような気弱で真地面な性格ですが、箏曲部でのチカや部長としてのやり取りで徐々に自信をつけていく。
一見頼り見えなく見えるが包容力があり、箏曲部のメンバーに自然と勇気付けるようなことを言える面もあります。
ヒロインは鳳月さとわで、箏の名門の鳳月家の跡取り娘で天才的な才能を持っているが、ある理由で破門されて実の母親とは絶縁状態になっています。
このさとわは、長い黒髪の和風美人だが性格は傲岸不遜で性悪であり、たまに猫を被る。 また、チカのことを意識するようになるが、チカとの口喧嘩は日常茶飯事なのです。
他校のライバルである箏の奏者たちは、みんなさとわを意識するぐらいの天才っぷりです。
このマンガは、登場するキャラや演奏中の感情や想いが自然と読む側に入ってきます。
そのせいでというか、感動したり泣けてくるようなシーンも多く、ついついマンガにのめりこんでしまいます。
スポーツや音楽などではどうしても才能や上達の速さで挫折することがありますが、天才の苦悩や才能の違いに愕然とする人、上達の速い人や平凡であったり、音感のない人の苦しみもそれぞれちゃんと描いています。
ちなみに、箏ってどんな楽器か知らない、どんな音色でどんな音楽かわからない人も多いと思います。 このマンガのオリジナル楽曲がジャンプSQ.の公式YouTubeにて公開されています。
一度聴いてみるといいでしょう。 箏がどんな楽器でどんな音楽なのかわかると思います。
意外と迫力あって、感動しますよ。
こんな人におすすめ!!
- 箏やその音楽に興味がある
- 学園、部活もののマンガが好き
- 友情・努力で感動するマンガが読みたい
わりと王道的な学園・部活もののマンガであり、箏って楽器をよく知らない人でも楽しめるとてもおもしろいマンガです。
努力・友情・恋愛の要素が絡んでいて、絵がとても見やすい作品なので男性と女性のどちらにもお勧めしやすいと思っています。
ぜひ読んでみて下さいね。
マンガ家「アミュー」先生の言葉
このマンガを描いている「アミュー」先生から読者に向けてのコメントを頂きました!
@hyper_lexia 読者さんに向けてですか…!(・_・;そうですね… この音は箏曲部の話ではありますが、基本中心に描いているのはいつも人間ドラマです。なのでお箏難しそうだなーとっつきにくいなーと思う方にも、とりあえず1度読んで頂けたら嬉しいです(*^^*)
— アミュー (@amuse8) 2016, 1月 6
ホントその通り!マンガの内容はそれぞれのキャラ達の過去や苦悩、それを乗り越えるための努力と友情を描いた人間ドラマですね。
レクシアは堂島晶が大好きです!!(第9巻から出てきます。詳しくは第10巻の新刊レビュー記事を読んでみてください。)
アミュー先生、これからも応援していますので頑張ってください。
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最新刊10巻レビュー記事はこちら。
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