マンガを読み終わって、すぐさまもう一度読み返してしまうときはどんなときですか?
おもしろかったから、泣けて感動したから、ほっこりと幸せな気分になれたから、それともなんともいえずにたそがれてしまうような気分になったからでしょうか?
いやいや、衝撃展開に「・・・はっ?うぇっ!?!?」って、意味わからない?ナニコレ?どうゆうこと?って意表を突かれたときではないでしょうか。
そんなときは「おおおーーーっ!!!」と読み返して、こんなところに伏線が張ってある!とすぐさま読み返してしまいます。
今回はまさしくそんな衝撃展開に意表を突かれてしまうマンガを紹介します。
ドロップフレーム 全4巻完結/ 成家慎一郎
あらすじ
高校2年生の閏之介は、9月にある文化祭で流す映画を作るため、夏休みを使って仲間たちと撮影することに。それぞれ得意な分野を活かそうとするが、肝心の役者がいない…。困りながらも撮影を続けていると、偶然ハーフの少女、ルウと出会う。彼女も映画作りに加わることになるのだが、少しずつ5人の距離に変化が現れる…。そして、最高で最悪の夏休みが始まった―。
これは青春マンガだと思っていた
第1巻からCASTといいますか、キャラクター紹介があるわけですよ。
そんなマンガってめずらしいな~と思いつつも、この時点で高校生たちが映画愛好会(しのざきスタジオ)をつくって、学園祭のために映画を撮るという青春マンガなんだろうなーと思うわけですよ。
男性や女性のキャラたちものほほんとしてて可愛い。
高校生いいなーとか、あの頃に戻りたいなーとか、仲間と協力して映画を撮っていくけどその間に恋とかケンカとか嫉妬とかあるんだろうなーって思いながら読んでいるのですよ。
なんだ、ヒロインとの出会いはものすごくベタだなーって。
ヒマワリ畑で可愛い女の子を押し倒しちゃうなんて、まぁべったベタ!んっでも、ものすごく可愛いし、おっとりとしてて性格もよさそうだし、ブロンドハーフなんていいなーって思っているんですよ。
そして映画を撮影するときに、こっそり「かんばって」って言われつつも役とはいえ「好きです」って告白するなんて、そりゃー惚れるに決まってるでしょ!?
いつまでもイチャコラしちゃって、踏切で電車が通ったときにこっそり手を繋いじゃって、なんかたまに暗い過去やセンチメンタルな描写があるけど幸せだとちょっと不安になるときもあるからねーって。
ちょいちょいでてくる時計とか、僕らの映画撮影は3日目を迎えていたとか、なんか時間を気にするなーとも思っていたけど、仲間で地元の遊園地に行くのとかまさに青春!!ここで恋がらみで友達の関係性が動くんだろうなーって。
ほらやっぱり観覧車!閏之介とルウが仲間内でみてもイチャコラしちゃってるのみえみえなのに、よくケンカする閏之介と希が観覧車に乗っちゃったよ。それも予想通りではあるし、高くて揺れる観覧車でちょとふたりだけの秘密にしたりして、希は実は潤之助のことが好きなんだろうなーとか、ケンカするのは照れ隠しなんだろうなーとか、でも希はけっこうタイプなキャラだしいいかなーって、思って読んでいるのですよ。
そして、でたでた夏祭り!ん?七夕まつり前夜祭か?まぁ、どっちでもいいか。
浴衣姿にみとれちゃったりするんだろうなーって、仲間内で仮病つかって閏之介とルウをわざとふたりっきりにして尾行するとかあるあるするよねーって、それを「かくしどり大作戦ッ!!」とかただの盗撮やん、ワルノリしすぎー笑、って思って読んでいるのですよ。
付き合っているなら?んんん???まあはっきり閏之介は告白してないからね、とうとう告白しに行くのか。これで振られたらありえんやろ。でも展開的には振られて仲間の関係性が崩れて物語が進んでいくのかなって思って読んでいたのですよ。
そう、ここまでは…
もう、気がついたよね。ええ、遅かったですが…
今のところで第1巻の読み終わりまじかなんですよ。
第1巻は全部で193ページ。でもね、170-171ページ目をみて固まります。ほぼ最後だよね。
・・・はっ?うぇっ!?!?
ルウがはだかでヒマワリが散ってる…?抱きかかえると…
ええええぇぇぇぇッッッッ!!!!????
閏之介と同じように読んでいるこっちも「なんでっ・・・なんでこんなごどっ・・・」に状態。急に朝で、「ルウがっ・・・生ぎでだッ・・・!!!」
意味わからない?ナニコレ?どうゆうこと?頭にはてなしか浮かばない。
そして最後のページがこれですよ。
ええ、遅かったですが…
そのあとすぐさまこのマンガ第1巻を読み返すレクシアだった。
こんな人におすすめ!!
- 衝撃展開に意表を突かれる!タイムリープマンガが好き
- キラキラした青春なんてぼくにはなかった。リア充なんて消えてしまえ!(青春が一瞬で崩れますので笑)
- 細かい伏線が張ってある!謎を解き正解にたどり着きたい(第2巻からさらに楽しめる)
- 映画を撮っていた(撮りたい)人は読もう。映画撮影(展開も含め)の参考にもなる
ごめんなさい。第1巻はほぼネタバレしちゃってる記事になってしまいましたが、ほかにうまくこのマンガを紹介する方法が思い浮かばなかった。なので、初見でこのマンガを読んだときのレクシア脳内ダダ漏れマンガ記事です。
内容をある程度知っていたとしても青春マンガにしかみえない絵柄なので、あなたの意表をついてくれるはず。そして第2巻からの展開も驚きを隠せない。
最新刊3巻の表紙に惹かれて内容をまったく知らずに読んだ結果、成家慎一郎先生のストーリー展開に踊らされてしまいました。凄すぎるこのストーリー!!ちなみに、前回のWEBマンガ備忘録記事の広告マンガ『サマリーポケット』も成家慎一郎先生が描いていますよ。
青春的な要素と絵柄、そして伏線と謎が上手く融合しています。第1巻を読み返したあとにすぐ第2巻、3巻と一気読みしてまた読み返してしまいますので、そんなタイムリープマンガが好きな人はぜひ手に取ってみて下さい。
コメント