お正月は『ユメクイユメミ』に夢を食べられよう。さぁ、あなたはどっちの夢の未来を選ぶ?

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元日、または2日の夜に見る夢を初夢といいますね。

お正月はあたたかい布団の中だけでなく起きているあいだにも夢をみて、そして夢を食べられやすい時期だとは思いませんか?

布団の中では夢を見ているときに現れるという伝説の生物の獏(バク)が、起きて生活しているときには親戚や地元の友達など。お正月は新年の夢や目標を立てやすく、家族・親戚や昔の友達と近況を話し合ったあとに問われる「これから(未来の夢)どうするの?」。

これらのこともあってお正月は、夢の未来に悩んで将来に関わる決断をしやすい時期だと思います。家族や親戚に言われる「将来のことちゃんと考えとけよ!」という言葉が重くのしかかったり、ときには友人の輝かしい現状に嫉妬にかられつつも自分の夢と見比べたりと、先の見えない未来に“悩んでいる”人やどちらを選べばいいのか“悩んでいるようにはみえない”けど悩んでいる人は多いのかも。

そんなお正月を暮らすことで、未来の夢に悩んでいる人に読んでほしいマンガを紹介します。

ユメクイユメミ 第1巻/ あずまたま

毎日がただのくりかえしでいっそぶっ壊れてしまえばいいのにと思っている天夢のもとに現れたユメクイのユメミ。

人の夢を喰って生きるといわれる伝説上の生物・獏(バク)とは違って、アニメっぽいビジュアルの可愛くて胸もおっきい夢の神様らしい。ユメクイは夢の選択を悩む人間のところへ降り立ち、選択を見届けては夢を食べる神様だと言う。天夢は退屈の日常に現れた非日常的なユメミに興奮し、「こいつがいれば俺の日常は変わる」と引き止めている。

夢を食べるってよくわからないかもしれないけど、人間の夢はイコール未来で、ユメクイが夢を食べるとその夢の未来はなくなってしまう。そんなユメミに出会った天夢が未来を真剣に生きようとする人々の夢にふれることで成長していくというあらすじで、究極の人生選択ファンタジーマンガです。

夢の未来を閉じ込めた “ユメ魂“が特徴的。

夢の未来を閉じ込めたふたつのユメ魂
『ユメクイユメミ』第1巻 あずまたま P28

人が夢や現実の未来を悩んでいるときは夢が叶うか叶わないというひとつの悩みだけでなくて、きっと夢を叶えるために進んでいる未来と夢をあきらめて違う道を進んでいるかも、というふたつ以上の選択肢のあいだでゆらゆらと悩んでいることが多いのではないでしょうか?
このふたつの未来を閉じ込めた“ユメ魂”のように。

とくにお正月の期間で会う親戚や友人たちは、ふたつの道のどちらかを選んでいるでしょう。周囲の人に望まれるような堅実な道を進んでいる人もいれば、その人が本当に心からやりたい道を進みきらきらしている人もいる。選んだ道でそれぞれうまくいっているとは限りませんが、こんな機会では見栄もあってか悩んでいる姿をみせないのかもしれない。

このマンガでいえば幼なじみ・なじむのように、ダンズが好きでテーマパークダンサーになりたいけれど、大好きなお父さんにお弁当屋のお店を継ぐことを期待されている。ダンスは趣味って割り切りたいけど割り切れない。中途半端で嫌になると悩んでいる姿は普段みせないけど、天夢に悩んでいる姿をみられてしまうことでなじむの夢をユメミは食べにくる。

そうやってお正月であれユメクイが現れたときであれ、夢の未来や現実を突きつけられることは嫌な気持ちになることも多いと思う。だけど、こんな機会でもなければ自分に向き合って決断することは難しいこともあるでしょう。

どうしてもダンサーになりたい!なじむの気持ち
『ユメクイユメミ』第1巻 あずまたま P102

なじむみたいに昔の写真をみて過去を振り返ってもいいし、自分に向き合って夢の未来を選んでみよう。そしてできれば、家族や大切な人には否定されるかもしれなくても自分が決断した想いを伝えてみるといいかもしれない。きっと、本当に心からやりたいという気持ちを伝えることができれば理解してくれる人もたくさんいるはず。

とはいえ、このマンガの面白いところはここから。

なじむの未来へ進む“ユメ魂”はふたつとも幸せな未来の夢だった。しかし、大学の先輩である真締さんの“ユメ魂”は一味違う。

彼は社交的で成績優秀、先生に勧められた文房具メーカーに内定をもらって自分の道が決まっているという“悩んでいるようにはみえない”人だけど、実は悩んでた。名前のとおりに、まじめくんはみんなの言う通りに、みんなが勧める通りに行動してきた彼らしい悩みで、“ユメ魂”の未来の夢は薄暗い青色をしていて明るい未来が見えていないのかもしれない。

そんなお正月を暮らすことで未来の夢に悩んでいる人、先の見えない未来に“悩んでいる”人やどちらを選べばいいのか“悩んでいるようにはみえない”けど悩んでいる人にこそ、ぜひこのマンガの続きを読んでほしいと思います。

夢を叶えるために進んでいる未来と夢をあきらめて違う道を進んでいる未来は、どちらが幸せかわかりません。ただぼくが思うのは、自分で決断した未来のほうが幸せになれそうです。

そう考えると、ユメミは邪神ではなくて、やっぱり女神ではないでしょうか。

さあ、あなたはどっちの夢の未来を選ぶ?と囁くユメミ
『ユメクイユメミ』第1巻 あずまたま P167

こんな人におすすめ!!

  • お正月の夢の未来に悩んでいるとき
  • お布団の中だけでなく、起きている生活中に夢をみたとき
  • 未来や現実に夢を食べられてつらい…
  • 獏(バク)よりも可愛いユメクイをみたいッ!

コミックの表紙だけ見ると「なんだかちょっとHなマンガなのかも」と期待させられるけど、実はそんな描写はほとんどないです。ただ、ユメミが“ユメ魂”を食べるときはデザートなどの甘い食べ物に変身させて食べるんですよ。その姿がなんだかちょっとエロい感じがするのですが、なぜでしょう。

人生選択する悩ましい場面が、甘々すぎる描写に包まれてじぃ~んと味わえるところが魅力的なマンガですね。

さぁ、あなたはこのマンガを読むか読まないか、どっちのマンガの未来を選ぶ?

マンガ家・あずまたま先生の言葉

このマンガの著者のあずまたま先生から読者に向けてのコメントを頂きました!

夢や未来への悩みはだれしも持っているでしょうが、その決断には正解がないと思います。あずまたま先生のコメントにある通り、他人や自身の夢に触れて一緒に悩むことで後悔しない選択ができるかもしれません。

『ユメクイユメミ』の続刊もすごく楽しみにしています。ユメクイ公式Twitterアカウント(@yumekuiganma )ではイラストや企画があるようなので、チェックしてみては?

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レクシア
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