職業について描かれた漫画は読みますか?
漫画をきっかけとしてその職業について興味を持つことは大変いいことですよね。
そこで今回は、公務員の福祉事務所の生活保護のお仕事について描かれた職業漫画を紹介します。
健康で文化的な最低限度の生活 1~4巻/ 柏木ハルコ
あらすじ
東京都東区役所に就職したばかりの新人公務員・義経えみるは、福祉事務所で生活保護を担当するケースワーカー業務に就く。 社会福祉制度についての知識が少ないえみるは配属先に不安を感じるが、配属早々110世帯の担当を任されることとなる。
先輩ケースワーカーの半田に助けられながらも仕事をしていくが、担当の生活保護受給者の自殺によって生活保護の「命を守る最後の砦」という現場で仕事をしているという自覚を持ちはじめ、戸惑いながらも生活に困窮した人々を支援していく中で、えみるは今まで向き合ってこなかった人々の「生活」に踏み入ることとなる。
見どころ
生活保護のケースワーカーとして働くえみるが生活に困窮した多くの人の生活を見るようになります。
この生活保護受給者もいろんな事情を抱えており、母親に虐待を受けている素振りのある子の子守をしたり、精神的に追い詰められた女性から暴言を言われる、就労指導中の受給者の借金の発覚などいろんな悩みを抱えた人がいます。
これらの人々と接したり不測の事態が起こることで、えみるやその他の同期職員が生活困窮者の支援の難しさに葛藤し、成長していく物語だと思います。
生活に困窮すると普段温厚な人でも暴言を吐いたり冷静ではいられなくなります。
また、大きな不安を抱えることとなり、うつ病になったりすることもあります。
このような生活や生活保護の実態がかなりリアルに描かれている漫画で、生活保護制度についても詳しく書かれています。
今のところ、生活保護の実態について重く描かれており、この仕事についてのやりがいや楽しさなどがこれから描かれていけばいいと思います。
こうしてみると、公務員の仕事も大変なことがたくさんあるんだなーと実感させられます。 だからこそ、このような仕事に就く人は真剣に取り組んでもらいたいとも思います。
現在は2巻まで発売されていますので、読み始めやすいかと思います。ちなみに、「このマンガがすごい!2015」オトコ編第10位に選出されています。
こんな人におすすめ!!
・生活保護についてわかりやすく知りたい人
・公務員の仕事に興味がある人
・悩みを抱えている人やその友人
この漫画を読んで、特に金銭面で悩みがある人は国のいろんな制度によって解決することもあるんだなと思いました。
債務整理とかよくわかっていませんでしたし、そのようなことを相談することで解決できるように役所をもっと利用すべきだと思います。 また、人々の悩みについてかなり細かく描かれています。
内容的に重くなることが多いですが、人の悩みを真剣に考える機会としてはいいかなーと。
友人などが真剣に悩んでいるときにどうしたらいいのかを考えるきっかけになると思います。
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