こんにちは。レクシアです。
今回紹介する漫画は、何でも屋の少女ジゼルを主人公とした絵がすてきなほほえましい物語です。
あまり有名な漫画ではないですが、自分が思わず表紙買いしたおすすめ漫画です。
それではどうぞ。
ジゼル・アラン 1~5巻/ 笠井スイ(ビームコミックス)
あらすじ
20世紀前半のヨーロッパを舞台とし、大資産家出身の少女ジゼル・アランは家庭の都合によりアパートの大家をしている。 そんなジゼルがアパートに住む小説家志望の青年エリック・ルブランと出会い、人の役に立ちたいと「何でも屋」を開業することを思いつく。
ジゼルはお嬢様育ちであるため世間の常識には疎いが、語学などの教養は身につけている。 彼女はとても好奇心旺盛で、自由奔放に依頼者の問題に飛び込んでいくが、家賃滞納を口実に手伝わされるエリックはジゼルの奔放な行動に手を焼いている。
この物語は、何でも屋をするジゼルにかかわる人々の依頼や悩みを聞くことで、ジゼルなりの考えで行動し、解決していくことでかかわる人々が幸せになるような人間ドラマのお話である。
見どころ
この漫画はまず絵がいいですね。 人々の繊細な表情を細かく描いています。絵柄もヨーロッパを舞台とした建物や人物、服装などすごくきれいで引き込まれます。
漫画の表紙の絵やカバーの包装などにこだわりが感じられ、単行本として買うことをお勧めします。
特に女の子の表情や目の描き方がいいですねー
表情をコロコロと変えて描くことが上手くできています。
女の子のキャラが比較的多く、ジゼルのアパートに住む初老で一人暮らしのおばさんクレペルや花街のストリッパーで百合的な趣味を持つコレット、父娘二人住まいの娘エミリーなどみんなかわいらしいです。
ストーリーについてはわりとありきたりな感じもしますが、お嬢様でも頑張り屋で、周りのことをよく見ており、人々の想いをくみ取る芯のぶれない主人公ジゼルはとても好感がもてます。
内容が重すぎることのなく、読んでいてほほえましくなるような感じの漫画です。
やはり泣きそうになるくらい感動する漫画というのは、内容がけっこう重くなりがちで、熱中して読むとドッと疲れることがあります。
そこを考えれば、この漫画は安定してほがらかに読み進めることができるのかなーと思います。
こんな人におすすめ!!
・ほほえましく読みやすい漫画が好き
・絵がきれいでかわいい女の子がいい
・みんながあまり知らないような漫画がほしい
・ヨーロッパのフリフリした服っていいよね
この本はどちらかというと女性向けの漫画でしょうか。
漫画の雰囲気や絵柄としては漫画大賞2014の大賞受賞した「乙嫁語り」に似ています。
ストーリーの舞台がヨーロッパとアジアで違いますが、連載している雑誌も一緒ですし、見比べてもいいかもしれませんね。
この「乙嫁語り」はレクシアも集めています。
漫画大賞で有名になりましたからねー
今度機会があれば、漫画の紹介または新刊レビューでもしようかと思います。
よかったらご覧になってみて下さい。
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