なんと、このサイト『HyperLexia(マンガ)』を通じてエッセイマンガを頂きました!!
こっ、これは…いわゆる献本ってヤツですか。こんなことはじめてで、うそでしょ!?うわあぁぁぁーーー、うれしいぃぃぃーーー!!!って気持ちはさておき。
以前このサイトでご紹介した『いっぽん!! しあわせの日本酒』の著者・松本救助先生の心づかいで新書を頂きました。マンガ家のコメント付き記事にもご協力してくださったこともあり、本当にありがとうございます。
すごく楽しんで読ませていただいただけでなく、コミックエッセイの内容とこのサイトを通じて自分が経験したことに共通点がたくさんありましたのでご紹介していこうと思います。
好きなものを発信すると思いがけない出会いがある、そんな作品です。
ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました/ 松本救助
現在は青年向けマンガ誌で描いているマンガ家の松本救助先生。そんな彼女がとあるキッカケでハンガリーの国賓になったお話のエッセイマンガです。
そのとあるキッカケとは、マンガ家の先生なのでもちろんマンガ。ブタのマスターが新宿 歌舞伎町でバーを営んで女性を癒すマンガ『Bar:Mangalica』をWEBマンガ誌で連載し、電子単行本を配信していたこと(現在は配信を終了しているようです)。
しかし、なんでブタさんマンガで国賓になるんや?と思うでしょう。
実はこのブタさん、ハンガリーの「食べられる国宝」マンガリッツァ豚だったのです!
つまり、ハンガリーが国をあげて大切にしているブタさん(マンガリッツァ豚)マンガをハンガリーの方が読んで、連絡がきたというのが始まりです。
とはいえ、急に企業の方に呼び出されたら焦る。びくびくオロオロしている様子がちょっと笑えますが、なんと企業コラボすることに。そして完成したマンガ『Bar:Mangalica』特別編も収録されています。
こうしてハンガリー大使館の社交界に行き、特別編に登場するトート会長(絶滅しかけたマンガリッツァを繁殖した偉い人)に気に入られ、とそんなこんなで国賓としてハンガリーにご招待されることになります。さらにはハンガリーのオルバーン首相にキスもされます。ダンディな紳士で必見です!笑
けど、やっぱりウソのように思いませんか?
たとえ国宝とはいえ、ただのブタさんマンガでこんなに喜ばれるの?
これは本作のタイトルにもあるように、ブタが好きすぎて生まれた作品ということが大きな要因ではないでしょうか。松本先生がどれぐらいブタさんのことが好きかというと…
これよくわかる、というかよく言われる。ぼくはマンガ以外にも化学や生物、テクノロジー分野のことが好きなのですが、素材や特許のことまで話したり「iPad mini」を分解してスゲー!と興奮してたりもします。周りからは変な人と思われているのでしょうか。
このようにときとして、なにかを好きすぎることは周りの人をドン引きさせてしまいます。真剣になりすぎて変なことで悩んだりもする。だけど、好きだからこそいろいろ漁って調べて詳しくなり、さらには好きなものに対してリスペクト、つまり尊敬して敬意を表すようになる。
こうして描かれた大好きすぎるブタさんマンガ『Bar:Mangalica』として松本先生が発信したからこそ、それに気づいたハンガリーの人たちが喜び、そして感謝したのではないでしょうか。
よくよく松本先生のプロフィールをみてみると、ブタとメガネとおいしいお酒が好きとある。
ん?まてよ、このブタさんマンガと『メガネ画報』そして『いっぽん!!』などを描いている…
今まで気づかなかったけど、松本先生は好きなものをマンガとして発信するマンガ家。
こういった作品は注目を集めにくいのかもしれない。だけど、好きなものへの想いで生まれた作品は愛にあふれていて、きっと、だれかに深く届いていく。そして思いがけない出会いへと発展する。
ブタさんとハンガリーに興味ある人にもおすすめです。ぼくはヒツジさんが好きなのですが、ヒツジみたいに毛むくじゃらのブタさんがいるなんて…「マンガリッツァをワシャワシャしたい!」ハンガリーに行ってみたいと思いました。
松本救助先生の人柄もよくわかるコミックエッセイになっているので、ファンの方は絶対読みましょう!そして彼女はなぜそんなにブタさんが好きなのか!?…ぼくには言えませんけどね笑。
あとがき。
今回この本を頂くキッカケは、まちいがいなく日本酒マンガ『いっぽん!!』のレビュー記事でしょう。最新刊3巻も発売したばかり!記事はコチラ▼
日本酒が好きなので読んでみたら面白いだけじゃなく、日本酒に対するロマンと想いがたくさん詰まった愛を感じる作品だったのです。これは面白くて好きなマンガです!と、このサイトを通じて発信したからこそ『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』に出会えたのかもしれません。
他にも、サイトやTwitterを通じてマンガサロン『トリガー』に行ったり、個人的にお会いしたりするマンガ好きの人もいました。
こうやって、好きなものを発信すると思いがけない出会いがあるということとその素晴らしさを実感することができたので、嬉しかった。松本救助先生、本当にありがとうございます!!
マンガ家・松本救助先生の言葉
このマンガの著者である松本救助先生から読者に向けてのコメントを頂きました!
@hyper_lexia お世話になっております。遅くなりましたがコメント送らせていただきます。
「ハンガリーはブタさんはかわいいし、日本人好みの食文化だと思いますのでぜひ美味しいところから知ってもらえると嬉しいです!」
以上でよろしくお願いいたしますm(__)m— 松本救助@18.19日コミックスが出ます (@torimo_mk) 2017年1月25日
松本先生には感謝の言葉では表せないほどお世話になりました。素敵なエッセイマンガをいただき本当に有難うございます。マンガリッツァはヒツジさんのようにかわいいので、いずれ会いに行きたいな。食べることこそ最大の愛です!!
この記事のマンガ!
松本救助先生のコミックエッセイ『ブタが好きすぎてハンガリーの国賓になりました』をポプラ社の編集さんに頂きました。
なぜ私が?感が笑えて、好きなものを発信すると思いがけない引きあわせがあると感じる素敵なお話です。
ブタさんが好きな人やハンガリーに興味ある人はぜひ読んでみて。 pic.twitter.com/tHyqKEFnfX— レクシア (@hyper_lexia) 2017年1月17日
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