大人になると「あの頃はいろいろあったけど、楽しかったよな~」と自分の青春時代を思い出すことがよくあります。
昔の仲間に会って飲みに行ったり、結婚式や同窓会で集まったり、今の現実に置いてけぼりにされているとセンチメンタルな気持ちのときなど、人はどうしても美化されている自分の青春時代を思い出して「あの頃に戻りたい…」と思う時があるでしょう。
過去が美化されてしまうのは仕方ないですし、むしろそんな美化された青春時代を思い出して「あの頃に負けないように今を頑張ろう!」と思えればいいのです。
あの頃は本当にいろんなことがあって大変だったけど、そんな思い出は心にずっと残って今を生きる励みになる青春時代が描かれたおすすめ青春マンガを5つ選んで紹介します。
この記事では当サイトで以前紹介したマンガの中から選んでいるので、おもしろそうと気になった作品についてはマンガ紹介記事をご覧になってみてください。どれもひとつのマンガについての紹介記事を書くほど、レクシアが胸を張って「このマンガはおもしろい!」とおすすめする作品です。
それではどうぞ。
青空ラバー 全2巻/ 三浦糀
「この青春には勝てない。」と帯のキャッチコピーにあるほど、ものすごく羨ましい青春時代が描かれた卓球マンガ。マンガボックスで連載されていましたが連載は終了して、次の第2巻でコミック完結と思われます。
この作品ではあの青春野球マンガ「タッチ」のように、双子の兄弟が幼なじみの女の子を好きになるという甘酸っぱい青春で、卓球と恋の両方で双子の兄弟はお互いをライバルとして高めていくというマンガです。
しかし「タッチ」との違いは、スキンシップの激しいマネージャーが双子の兄・太一を振り回していく小悪魔美女ですごくかわいい!ということ。このマンガの主役たちよりマネージャーの人気のほうが高く、レクシアもめちゃくちゃ大好き。笑
最終話で主人公の太一は、あの頃の青春時代があったからこそ自分は今この場に立っていると思っていることでしょう。
このマンガ紹介記事はこちら。三浦糀先生のコメント付き記事です。
それでも僕は君が好き 全7巻/ 漫画:絵本奈央 原作:徐誉庭
過去の恋愛的青春を思い出すマンガといえばこの作品。こちらも別冊少年マガジンで連載されていましたが最近連載終了して、第7巻でコミック完結しました。
法律事務所で働く主人公の芹澤祐輔が過去に傷つけた女性たちを思い出して、着信がくる女性が誰なのかを思い出す物語。
男性ならば、本気で相手のことを想っていても好きな女性を傷つけてしまうということを再確認して、今そばにいてくれる女性を大切にしようと思えるマンガでしょう。 それでも「昔好きだったあの子は今幸せだろうか。」とふと思い出して、あの時どうすればよかったのかを考えてしまう男性の心情が丁寧に描かれています。
男性がやらかしてしまう恋愛マンガとして賛否両論ある作品ですが、レクシアにとって思い入れのある作品なのです。このマンガ紹介記事とは別に、第6巻新刊レビュー記事は今のところ当サイトで一番読まれている記事で、大好きな美女キャラ「キム・サムスン」のかわいさについて語っています。笑
このマンガの紹介記事は、こちらの芹澤くん弁護記事を読んでほしい。
この音とまれ! 第1~12巻/ アミュー
青春といえば、部活で仲間と協力して全国を目指す恋愛人間ドラマが描かれたマンガがこちら。ジャンプスクエアらしい王道青春部活ものの人気連載中作品です。
箏というあまりなじみのない楽器を題材にしていますが、その箏が奏でる音楽がキャラの感情とともにマンガの絵を越えて読み手に響くことがあると感じる。マンガを読んでいるのに、箏の優しく美しい音色や時には激しく衝動的な音色が聴こえてくるかのような錯覚に陥りそうになる不思議な作品です。
このマンガに描かれた高校筝曲部での人間ドラマに救われることが多く、このような部活での青春時代は大人になって確実に心に残って励みになるでしょう。筝曲部部員の成長する姿だけでなく指導教員やそれを見守る大人の姿も描かれており、世間に揉まれた大人(堂島晶の成長は第10巻新刊レビュー記事にて)でも着実に変わって成長することができると実感できます。
このマンガ紹介記事はこちら。アミュー先生のコメント付き記事です。
風が強く吹いている 全6巻/ 原作:三浦しをん 漫画:海野そら太
青春時代は部活だ!とスポーツ・運動ばかりしていた人におすすめの青春スポーツマンガはこの作品。レクシアも実はこのタイプ。
駅伝など長距離走をまともにやったことのない部員ばかりのシロート集団が、箱根駅伝の出場とシード権を獲得するために仲間や他大学のライバルと高めあっていく姿が描かれています。
本気で学生時代に部活をやっていた人ならわかると思いますが、部員全員が本気で全国を目指して努力していくことはそう簡単なことではありません。その部員が分裂しかねないバラバラな状況でも仲間と支えあって夢を目指していく経験は、大人になっても支えになる経験でとても尊いもの。
大人になって当時の仲間と語り合う青春時代の思い出は、いつも同じ事ばかり話していても今を生きる励みになると思っています。
この作品は夢を叶えるために必要なことが真摯に描かれているので、マンガ紹介記事とともに【マンガから学ぶ・考える】エントリのこちらの記事をお読みください。
1/11 じゅういちぶんのいち 全9巻/ 中村尚儁
青春時代の思い出が今を生きる励みになり、大人になっても当時の夢を諦めずに突き進んでいくおすすめ青春マンガの紹介として一番読んでほしいのがこの作品。
サッカー選手・安藤ソラを巡る様々な人間模様を描いた感動の人間ドラマであり、青春時代の思い出がずっと心の支えとなって無謀ともいえる夢を追い続ける、その彼の行動に周りの人も影響されて変わっていく、青春とは学生時代だけでなく人生を真剣に生きることが青春だ!と思わせるかのような、涙なしには読むことできない素晴らしき青春マンガなのです。
当時の良き思い出に浸り、「いろいろあったけど、楽しかったあの頃にはもう戻れない…」と悲観してしまうときはこのマンガを読むと泣いてしまう。
青春時代の思い出が心の支えとなり、大人になった今でも挑戦し、夢を語り、叶えることができるのはむしろ青春時代ではなく大人になった今現在であることをこの作品から感じることができるはずだ。
マンガ紹介記事とともにぜひこのマンガを読んでほしい。コミック一冊どころか一話ごとに泣いてしまうでしょう。
あとがき。
個人で運営するサイトのおすすめマンガランキングトップ100位といった記事は、記事によってはどうしても本気でそのマンガがおもしろいと思って選別しているのか疑問になることがあります。
そもそもマンガのおもしろさをランキングして、こっちのマンガの方がおもしろいと選ぶことがレクシアにはできない。(以前マンガ評価論的記事を書いてます)
だからこそ、当サイトではひとつのマンガ紹介記事をメインコンテンツとして大切にしていき、細かいジャンルやシーン別でまとめて「レクシアが本当におすすめ!」という説得力があり、興味持ったときにどんな作品なのかわかりやすい記事を書きたいと思っています。
当サイトを開設してもうすぐ半年となりますが、青春マンガのエントリが一番多かった。笑
大人になっても青春マンガを読んでいるなんて…と思う人もいるかもしれませんが、青春マンガは大人になった今を生きるために青春の思い出を励みとするきっかけになるのです。
自分の青春時代と比べて羨ましいと思うだけでなく、自分の過去を思い出してどのようなことを感じていたのかを見つめ直すといいかもしれません。
そして、大人になった今現在の励みにして幸せな人生を歩みましょう!
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